2017年7月19日水曜日

映画「母」を観ました。(三浦綾子原作)

小林多喜二(蟹工船で知られるプロレタリア文学作家)の母セキの半生を描いた三浦綾子による小説を山田火砂子監督が映画化した作品。寺島しのぶ主演
 おおらかな心で多喜二の理想を守り、人を信じ、愛し、懸命に生きたセキ。危険な思想を持っているとされ、国家権力によって殺された息子多喜二を最後まで信じる母の姿。セキが晩年、何の罪もないイエス様が理不尽に十字架刑で殺された時の母マリアの悲しみ痛みに共感し、キリスト教の信仰を持ち、命が尽きる最後には讃美歌を歌いながら召される姿にとても感動しました。
山田火砂子監督による舞台挨拶もあり、反戦を力強く訴えておられました。

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